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地区社協全体研修
身近な地域の支え合い活動
第2部生活困窮の実態~子どもを取り巻く現状を含めて~

泉区社協会長の大貫氏の挨拶   
泉区社協会長の大貫氏の挨拶   
 「身近な地域の支え合い活動~地区社協の取組~」と「生活困窮の実態~子どもを取り巻く現状を含めて~」をテーマとした研修会が、8月30日(火)午後、泉ふれあいホームで開かれた。この研修会は泉区社協が毎年開催している地区社協全体研修会。今回は同区12地区の全ての地区社協の会長ほか役員60名の参加を得て行われた。

 身近な地域の支え合い活動としては3地区の取組について事例発表が行われた。

 和泉北部地区は、過去10年で急速な少子高齢化が進んできた。それを抑制するには分母の拡大(=人口増、年少人口増、生産年齢層増)を図る。それには、子育て支援と地域における健康づくり活動を、という。当地区の地域福祉保健計画第3期の骨子は、今年10月に完成する「いずみ野地域ケアプラザ」を有効活用し、「健やかで明るい、ふれあいのある街」を目指す。①未就学児、小学生、中学生といった対象毎に、きめ細かな子育て支援活動、②ボランティア交流会を通し、子育てに限らず、いろいろなサロン活動、親子交流、特に男性参加を促す担い手探しなどの活動を行うとし、各種取り組みを紹介。
   グループごとに意見交換
  グループごとに意見交換

 上飯田団地地区は、高齢者のみ世帯が62%となっている超々高齢化地区。しかも、高齢者単身世帯が全世帯の50%超となっていることから、「高齢者見守り会議」を中心に見守りを行う活動グループが多く、それぞれが活動を続けている。新たな取り組みとして、高齢者を中心とした食事会の再開(9月から毎月1回)を検討している、としていた。いちょう団地から、見守り会議に参加させてほしいとの要望が出ていた。

 いちょう団地地区は、ここも高齢化が進んでおり、また多国籍住民が多いことから、これからの取組みとして、①高齢者の健康維持・増進として、すでに活動している取組みの強化、②ベトナム、中国、カンボジア、ラオス、ペルー、フィリピン、韓国、ブラジル、パキスタンといった多国籍住民を抱えていることから、言葉、習慣の違いからくる「ごみの分別、自治会参加、マナー」などが課題となっている。挨拶、日本語教室の活用など、急がずに時間をかけて交流を図っていく、としていた。

 第2部として、「生活困窮者自立支援制度と相談者の傾向」を泉区役所生活支援課の井上陽氏が、「子どもの支援」についてを「杜の郷 子ども家庭支援センター」の白土妙子氏がそれぞれ講和した。

 昨年4月から施行されることとなった「生活困窮者自立支援制度」は、最低生活を維持できなくなる”おそれ”のある人が対象で、「その人にサービスを合わせていく、予防型、寄り添いの支援を行う制度。課題の解決には様々な人、資源、制度が必要で、「くらし」はたくさんの「つながり」の中で成り立っており、こういった対象者も地域社会の繋がりの中で暮らしていることを理解したほしいとしていた。この1年間の相談者の傾向は、高齢者と障害者手帳所持者(身障と精神)が多く、支援終結者の理由は就労自立、生活保護受給、辞退が上位を占めている。

 児童虐待、不登校、発達障がい児など専門的援助が必要な子ども家庭支援のバックアップする専門機関としての杜の郷の活動は、地域・家庭からの相談、行政からの依頼、行政・児童相談所からの受託、里親等への支援、関係機関との連携などの役割を担っています。子供虐待の背景としては核家族化・不安定な夫婦関係・経済的不安・地域からの孤立などが考えられる。特に、経済的背景がある程度になると、相対的にその確率は大きくなる。なかなか表面化しない面もあるが、孤立させないで地域の皆さんと繋がっていてほしい、と語る。

 第3部は、グループごとの意見交換となり、各グループごとにいろいろな話題が話し合われていた。多文化交流の難しさの中での苦労、高齢者食事会のやり方の地区ごとの違いなど情報交換がなされていた。