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第34回 横浜市社会福祉大会」開催
豊かな街づくり実現に向けて
第2部は功労者表彰

 第34回 『横浜市社会福祉大会』 が11月25日(火)午後、関内ホールで盛大に催された。 第1部では、「持続可能な豊かなまちづくりの実現に向けて」というテーマで東京大学高齢社会総合研究機構特任教授の秋山弘子氏の講演が行われた。

 秋山氏は「日本は平均寿命から、今や人生90年時代。男性20年、女性25年という長い老後生活において、その90%は元気な高齢者として自立生活の期間がある。高齢者比率の急増から、高齢者が社会の支え手になっていく必要がある。元気で就労意識も高い高齢者。各人は自分らしく死ぬための人生設計が求められている。一方、社会はハード・ソフト面とも作り直しが必要だ。」と語り、長寿社会のまちづくりの必要性と現在進めているモデル事業について講演、そのモデルの展開を横浜市にも期待したいと語っていた。
 
 友人・近所の人・親戚との対面接触の調査によると、年代とともに減少するが、12年前との比較では各年代とも減少、女性は増加しておるが、男性は年齢とともに自立度が減少している。

 今や、“長寿社会のまちづくり”が必要で、その課題は、@自立期間(健康寿命)の延長、A住み慣れたところで、日常生活の継続を支える生活環境の整備、B人の繋がりづくりだ。社会実験として、千葉県柏市のある地域をモデルとして進めている。そこは、高度成長期に開発され、現在高齢化率が40%にもなっている。全員参加、生涯参加を目指し、地域に「就労の場を創る」として、農業面では@都市型農業事業、Aミニ野菜工場事業、B屋上農園事業を、食に関しては@コミュニティ食堂、A移動販売・配食サービスを、保育では保育子育て支援事業、支援面では生活支援・生活充実事業など9つの事業をスタートさせている。それぞれ、行政、企業、地域が一体となって進める形。

 セカンドライフにおける就労の効果として、個人面では、@体・頭の機能維持、健康増進、A地域社会との関わり増加、B生きがい・自己実現・笑顔などが挙げられる。一方地域社会面では、@地域の労働力増加、A住民の健康増進・消費拡大、B社会的孤立問題の改善、などが挙げられる。
 
 この柏プロジェクトの一環として、在宅療養支援の面でも、医師会、歯科医師会、薬剤師会、病院関係者、看護師、ケアマネジャー、地域包括支援センター等によるワーキンググループで、連携の場を創り検討を進めており、「サービス付き高齢者向け住宅」を作り、住宅面だけでなく1階には、医療機関、グループホームなども設けている。

 高齢者にも優しい移動手段、ICT活用による安心・つながりなどの課題も含め、自治体だけではできず、市民、学術界、産業界の連携により可能となるもの。こういったモデルを基に、他地域へ展開して行きたいし、横浜市の役割に期待したい。」と語った。

 第2部では、主催者として横浜市長の代理として副市長、横浜市社会福祉協議会会長の挨拶の後、永年に亘り地域で福祉活動に尽力、貢献された方々への表彰式が行われ、受賞者の代表に横浜市副市長から表彰状が、横浜市社会福祉協議会会長から表彰状、感謝状が、それぞれの代表に手渡された。(顕彰者一覧はこちら)

 この大会は、横浜市、横浜市社会福祉協議会の主催、NHK横浜放送局、神奈川新聞社、テレビ神奈川、横浜医師会、横浜歯科医師会、横浜市病院協会、横浜市薬剤師会の後援のもとに行われた。