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泉図書館で 講演会
いずみ歌舞伎の20年
伝統を絶やさずに・・

見えを切る馬場さん   
 見えを切る馬場さん  
  泉図書館企画の講座・講演会が年2回行われているが、12月12日(土)は「定式幕の舞台裏」。「いずみ歌舞伎の20年」ということで、その歩みや活動について馬場勝己さんが講演。馬場さんは「いずみ歌舞伎保存会」の会長で、役者でもある。

   神奈川県には5つの地歌舞伎(現在は農村歌舞伎―地芝居〜という呼称)があるそうだ。藤野歌舞伎(相模原市)、大谷(海老名市)、入谷(座間市)、目久尻(綾瀬市)、そしていずみ(横浜市)。因みに横浜市では泉区だけである。
    いずみ歌舞伎は一番新しい誕生だが、既に20年。平成7年に役者の募集(主婦60人の応募)、平成8年に区制10周年記念事業として初公演。馬場さんは大道具係でスタートし、第5回目から舞台へ。以後辞められなくなったそうだ。仕事で水道局関連に従事していたため、舞台へ「いよっ!水道や」の掛け声が。現在は馬場ならぬ「ばんばや!」と大向こう。
   今年の舞台から
   今年の舞台から

  現在役者20名、スタッフ30名・・など総勢50名で運営。歌舞伎座から著名な指導者に来ていただき、毎年2月に演目・配役決定、4月から稽古開始。先生に就いて2回・自主的に2回。10月公演・・というスケジュール。最高齢86歳、83歳という方もいて、平均で70歳を超すそうだ。

  今一番の課題は、スタッフの高齢化。泉区の伝統文化の保存・継承のためにも、新たな担い手・後継者の発掘が急務。「みなさんのご参加を」と、馬場さんはじめ同席した関係者からも声があがった。「役者でなくても、道具係でも」「役者は独特のセリフを、かなり長く喋るので大変だ」など、苦労されている裏話もあった。

  質疑では「定式幕?」、「小中学校で伝統文化の授業がないのでは?」「区からの支援(金銭)は?」など、初めての出席者からの質問も相次いだ。
  
 関東地区代表でNHKホールへも出演。市・区の支援もあり、しっかり定着したが、先述の後継者の悩み。歌舞伎に限らず、社会の高齢化はいろいろな面で深刻だ。(M/I)
講演の内容   関係図書の展示
 講演の内容  関係図書の展示