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何故、事故による子どもの傷害は繰り返されるのか
事例検討から具体的な予防策をワークショップで
Safe Kids Japan

   挨拶する山中理事長
   挨拶する山中理事長
 子どもが事故により入院や外来受診することが、日本中いたるところで、同じように起こっている。なぜ、子どもの事故は繰り返されるのか、専門家と一緒に考えようと、消費者庁の後援のもと、NPO法人 Safe Kids Japan(SKJ)は11月21日(土)国立成育医療研究センターで「公開ワークショップ」を開催した。

 SKJは昨年5月設立、Safe Kids Worldwide や(独)国立成育医療研究センター、(独)産業技術総合研究所などと連携し「子どもの傷害予防」に関する活動を行っている。子どもの健康問題として最も重要な課題である傷害を予防するには、いろいろな領域の人々が関わることなので、全ての人にその役割がある。ぜひ皆さんと一緒に取り組んでいきましょう。と当理事長の山中龍宏氏は語る。また、Safe Kids Worldwide は世界25か国が加盟する組織となっており、WHOなどとも連携して活動している、とのこと。
 消費者庁の坂東長官  
 消費者庁の坂東長官  


 基調講演として、消費者庁長官の坂東久美子氏は「子どもの事故予防に関わる消費者庁の取組み」について説明。事故原因、関係省庁・地方公共団体、事業者、医療機関等からの事故情報の一元的集約のもとに、地方公共団体を通しての注意喚起、消費者、保育園・企業などへの防止策の周知、啓発、処分などの流れを紹介。また、傷害予防推進プロジェクトとして、安全グッズBOXの開発に向け検証中であることなどを語っていた。
   ワークショップ後、グループ別に発表
   ワークショップ後、グループ別に発表

 実際にあった事例をもとに、「溺れ」「窒息」「転落」「やけど」について、各専門家からの説明があり、それを基に、参加者を4グループに分け、ワークショップに移った。  

 与えられた事例が、なぜ起きたのかを考え、再発防止策を、①安全基準、法律作り(Enforcement)、②環境改善(Environment)、③啓発・教育(Education)の3つのEの視点で、まず各個人で考えポストイットに書き、それを模造紙に張り、それからグループで話し合う。再発予防策について、グループとしての結論、その経過など整理する。その後、各グループが、その内容の発表することとなった。

 さすが参加者は子どもの事故予防について、関心が高い人たち、ということもあり、話し合いの中で、最新の技術や開発中のものも含めて、アイデアが広がっていた。
 参加者は、医師、弁護士、技術士、マスコミ、公務員、各種企業、ボランティアなど、幅広い分野からの人たちであった。

 SKJは、子どもの傷害予防リーダー養成講座(基礎編)を来年1月から3月にかけ開催するので、知り合いも含め、広く参加を呼び掛けていた。