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平成26年度 第2期 泉区地域福祉保健計画推進イベント
地域での活動が、もっと楽しくなる!
 活動発表と基調講演

 平成26年度 第2期 泉区地域福祉保健計画推進イベントとして、「地域での活動が、もっと楽しくなる!」をテーマに、常設サロン「いこいの家」の活動発表と、東洋大学准教授で日本地域福祉学会事務局長 加山弾氏の基調講演が、2月19日(木)泉区役所会議室で開かれた。
  「いこいの家」を紹介する村山
   「いこいの家」を紹介する村山会長


 第1部では、「いこいの家」の活動について、和泉中央地区社会福祉協議会の村山節子会長が発表。同地区には、15自治会町内会があり、高齢化率は22.3%と区全体より若干低い。各町内会ごとに食事会やサロンが活発に開かれている。「自分たちに支援が必要となった時に、住みやすい街にしたい」という思いで、同地区連合自治会、同民児協、同地区社協の三者連携で運営するようになった。

 「いこいの家」の運営、取組み内容、設立後の新規事業「ふれあいヘルプ」「見守り事業」について。そして現在、利用者、スタッフの両サイドでも、「いこいの家」が、あって良かった、と評価されている。スタッフであるボランティアの主体性を大事にしていることと、連合・社協・民児協・経営委との連携により継続できている。

 これからの活動は現在行っている事業を充実させること。「自分たちの住みやすい街にするのは、自分たちで」、そして「住民同士、顔の見える関係になっていく」、「人と人がつながり、住み良い街づくりにつながって行く」という思いで進めていく、と語る。

 この活動紹介・発表に対し、加山氏は、現在「居場所」は各地で求められており、人が集まる場の提供、財源の確保のほか、ちょっとした困りごとに対する「ふれあいヘルプ」、見守り活動の定期的に入れ替える「防災グッズ」、人材育成につながっているスタッフの研修など、素晴らしい活動となっている、としていた。
各地区社協の活動紹介展示   
 各地区社協の活動紹介展示  

 第2部は、加山氏の「地域福祉の現状と住民活動の創造性」。孤立死、引きこもり、近所付合い、高齢化の現状や高齢期を迎える人の地域活動・社会貢献活動への参加意欲の程度、定年後の自由時間の長さなどを前置きに、実際に各地で行われている住民の取り組み事例を紹介。

 東京文京区富阪地区のNPO法人「風のやすみば」では、自治会の枠にとらわれず、誰のニーズにも対応することで「なんでも屋」、「コミュニティカフェ」の運営。地元学生も運営に参加。「活動者の硬直化の打破」、「自治会の枠を超え、支援対象の拡大」、「地縁の強みで周知や人材確保」、「利用料、助成金、寄付など多様なシステムで財源確保」などができている。

 空き家を開放して地域の居場所としている、同区駒込地区の「こまじいのうち」。脳トレ健康麻雀、カフェ、子ども遊び場、傾聴、落語会など多彩なプログラムの実施と多様な参加者層がいる。都会でも交流を求める人は意外と多い。人の輪が広がれば、アイデアも浮かぶ。自治体や社協のサポートで安定的運営ができている。
   緑園地区社協の展示
   緑園地区社協の展示


 住民だからこそ、できる活動、住民だからこそ、ぶつかる壁を乗り越えられることを両事例をもとに話しかける。

 現役世代だから町内会活動はできない、はウソ。深夜防犯パトロールには参加している。忙しいからボランティアできない、もウソ。忙しくても趣味の時間は取っている。現役時代から、現役なりに、地域にかかわることの大切さを!

 まとめとして、次の点を挙げた。
①住民の発想力・行動力は無限。各々が持っている知恵・知識、財産、    能力を出し合えば、多彩な活動を創造できる。
②「場」や「機会」の力は絶大。いろいろなアイデアが連鎖的に生まれる。
③後継者不足、参加者不足の背景には、活動に対する考え方の変化が  あったこと。より機能分化、水平的あり方が求められている。
④行政、専門機関などフォーマル資源と協力し、地域全体として問題解決できる仕組みづくりを

 今回の会合では、各地区社協の活動紹介が部屋の後部に展示されていた。